『こういう人に私はなりたい』
Baby Yogaを学び始めてまだ半年ですが、その学びの中には生活の中ですぐに
実践できて、効果を実感できる。なおかつ自分だけではなく周りの人にも影響を与えることができるとても素晴らしいプログラムだと日々実感しています。
Baby Yogaを1人でも多くの大人、子どもが実践できるように伝えたいと思いこの論文を書くことにしました。
私は幼いころアトピー性皮膚炎に悩まされており幼少のころは母に病院にて投薬による治療を受けていました。中学生になり思春期になっても治らない場合は大人になっても完治はしないと言われ、自分の力で治せないかと思っていた時に中学校の保健の授業で「洗剤に入っている化学薬品や食品添加物ついて(※後述:「食」について)」の話を聞きました。私はシャンプーによっては頭皮が荒れて嫌な思いをしていたので、その話にとても興味を抱きシャンプーや石鹸を変え、投薬による治療ではなく自分のもつ力で治そうと思い、代替医療や自然療法などについて学び試行錯誤してきました。今では先生の名前さえ忘れてしまいましたが、その先生がわずか1時間の授業で伝えてくださった教えや思いは私にとって大きな転機となりました。その時に身体に影響を及ぼす食品や食品添加物、洗剤やその他化学物質についての話を聞いていなければ、投薬に頼り自己治癒力によって治そうという考えも無かったと思います。
自分のからだのセルフメンテナンスを行うことは本当の意味で自分を知り、自分を大切にすること。
そしてそれは、他人のことも大切にする心へ、また、他人のことを大切に思えば私たちの生きるこの地球も大切に思うことへとつながると私は信じています。
多くの人たちに、小さなきっかけをつくることのできる人になりたいと思っています。
その相手が、たとえ私の名前を覚えていなくても、私と同じように、些細な一言が人の人生を大きく変えることもあると思っています。
Baby Yogaのプログラムの中には『心とからだ』『人と人の繋がり』『自分と地球、宇宙の繋がり』をとても大切に考えられる大きなきっかけがたくさんちりばめられています。
『大人を変えるより子を』
「子どもの脳みそはとても柔らかい」「年をとると頭が固くなる」など昔からよく言われることですが、私はこの考えにとても共感を覚えます。
子どもは頭だけでなくからだの反応もとても早いです。眠くて泣いている子にはBaby Yogaのお風呂で簡単マッサージの中にある「仙骨をトントン」お腹が張っている子には「腸のマッサージ」などなど、赤ちゃんの症状に合わせたマッサージをするとすぐに効果が現れます。もちろん大人にもすぐに効果が
現れるマッサージもありますが、赤ちゃんや子どもの反応の早さにはいつも驚かされます。
大人になるとどうしても固定観念というものが出てきますし、からだの反応も遅くなります。人は結果が早く出て欲しいと思うものです。そして結果が無ければ信じるといこと、それを実行し続けることも難しいものです。Baby Yogaを赤ちゃんや子どもに行うことで子どもは変わります。そしてその変わった子どもをみて大人も変わります。私は大人が変わるためにはまず子どもを変えることが早道だと思いました。もちろんBaby Yogaを与えて育った子どもは自分の心とからだのメンテナンスをすることが出来るようになり、自分の人生を自分らしく生きることができるようになるでしょう。
『お腹の中から始まっている人間形成』
人はみなお母さんから生まれてきます。妊娠期間中の母親と胎児の絆を深めておくことも大切なことだと考えています。Baby Yogaのプログラムの中にはもちろん呼吸法もあります。このお母さん呼吸は、胎児の呼吸へと直接繋がっているのでお母さんの呼吸の質こそが胎児にとって大切なのです。胎盤と臍の緒を通して血液中の栄養、酸素そして母親の感情も流れてきます血液は共有していないものの、お母さんと胎児は感情などを伝える情報伝達物質は共有しています。
感情の起伏によって呼吸が浅くなったりすることで起こる酸素供給のバランスと血流内の情報伝達物質によって、胎児は母親の感情を感じ共にしているのです。実際に、母親が妊娠中に起きた出来事や見た風景をあたかも自分が体験したかのように生まれた後話す子どもいます。胎児期に母親が心身にショックを受けるということは胎児も同じショックを受けます。これが一種のバーストラウマと呼ばれるものになります。胎児期においてのバーストラウマは胎内環境にも影響を受けることもあります。Baby Yogaではこのバーストラウマを軽減する事もできます。
お母さんが幸せだと赤ちゃんも幸せ。
Baby Yogaを赤ちゃんが生まれる前から知っておくことは妊娠、出産、子育ての不安も取り除け、楽しみが増えます。そして妊娠期間中からお腹の子に対してBaby Yogaの考え、効果を与えることも出来るのです。
『胎内Yoga』
頑張りすぎないことも心のYoga。妊娠期間中は頑張りすぎたり、考えすぎたりしてしまうことも多々あると思います。先にも書きましたが、胎児にとって大切なのはお母さんの食事にも、もちろんありますが、それだけではなくなによりお母さんが幸せに楽しく過ごすことと、そして質の良い呼吸にあります。
赤ちゃんはお母さんのお腹の中に居るときから、呼吸によるYogaの効果を感じることができ、その呼吸はその子が生まれた後にも大きな影響をもたらすと思います。
胎児は母親のお腹の中で人類の進化の過程をたどります。受精卵から胎芽となり水の中で生活をする魚のようになり水と陸の中間にいる両生類のようになりそして爬虫類、類人猿、人間となります。類人猿から人間への進化は生まれたあとハイハイからたっち、そして歩き始めた頃もふくまれますが、お腹の中ではそれより遥かに長い歴史をたどっているのです。胎児の1日は人類進化の11千万年になるそうです。この1日1日がとても大切になります。ヨガのアーサナには胎児期にとっている体勢と同じようなものが沢山あります。そして楽しく穏やかに過ごせている母親の子宮は広さが保たれ赤ちゃんも自由に動くことが出来ます。
私はこの赤ちゃんのヨガの動きにもすごく興味があります。なぜなら幼児は大人がヨガのアーサナをまねて楽しそうに、そして昔からしていたように見えるのです。また大人にも胎児期に良くしていた動きをすると落ち着くことがあったりするのではないか。これは持論に過ぎませんが今後さらに学びを深めていきたいと思っています。
『未来をつくるBaby Yoga』
赤ちゃんのうちからBaby Yogaを取り入れた育児をすることで、成長と共に子ども自らが自分のからだの調子を整えることが出来ます。
赤ちゃん自らが「からだの声を聞く」ことが出来るようになるのです。
心身一体といいますが、心の健康は身体に現れます。また身体の不調は心にも影響を及ぼします。子どもは未来の大人です。心身に健康な子どもがたくさん増えることがで、心身ともに健康な大人が増え健康な地球になると思います。普段の生活の中で出来ることですがBaby Yogaが普及していくことで未来に与える影響は大きいものになるでしょう。
『自信のもてる子育てを Baby Yoga』
実家が遠かったり、近所付き合いがなかったりするお母さんにとって、子育てはとても孤独に感じ不安になったりストレスになったりすることがあります。子どもは日々成長し、成長に応じて悩みも変わります。病院に行くほどでもなさそうだけど体調が悪そうだというとき、お母さんの手当てによって不調を改善出来るようになるのがBaby Yogaのよい所でもあります。毎日子どもに触れると自分の子どもの体に滞りがあるところが分かるようになり、もっと子どもに興味が沸くので観察も多くなります。子どもを親が見つめ、子どもの声を聞き、子どもに触れる機会が多くなると、お母さんは子どものことが心身ともに分かり、不調を癒してあげられるということが子育ての自信に繋がります。
・親が不安に思うこと
添付の資料にあるように、親が子供に求める力は「コミュニケーション能力」だということ=親自身の人生においても「問題」となった部分は人間関係が一番多いのでは?
・すべての人間関係の土台となるのは「親子・母子関係」である
一番最初に人として関わりを持つのが家族。特に母親とは密接な関係となります。人間は未熟に生まれるため赤ちゃんは一人では生きられません。親や養育者を頼りに生きることになります。親は子どもにとって手本となり生きていく上での人間関係の土台となります。どのような時どういう風に褒められ、何をした時どのように叱られたか。生まれたばかりの赤ちゃん、また成長過程にある子どもにとっては、親と子の人間関係がすべての人間関係の土台であり、人間形成の土台にもなるのです。幼少期の親子関係とはその時だけではなく1人の人の生涯を一生作用する重要なものとなります。その大切な時期の親子関係を作るのにもベビーヨガで行うマッサージやシークエンスはとても役に立つでしょう。 人間関係と社会適応性の能力でもあります。
赤ちゃんは6ヶ月ごろになると人見知りをするようになり、9ヶ月ごろには後追いが始まります。これはママが自分にとってかけがえのない存在であるということを認識し始めたという証拠です。「愛着」の形成が正常に行われているしるしなのです。
つまりお母さんと赤ちゃんは太い絆で結ばれ、お母さんは赤ちゃんにとっては心の安全基地なのです。赤ちゃんは、お母さんはいつも自分をやさしく抱きとめてくれる、という深い信頼を寄せています。そういう母親の存在があって初めて赤ちゃんは、母親から離れてほかの世界に向かい、他人との関係を築いていくことができます。赤ちゃんの社会性を育てるためには、まずはしっかり親子の信頼関係を築くことが大切です。それから徐々に、赤ちゃんが家族以外の他人(お友だち、お友だちのママ、近所の人、お店の人など)と触れ合う機会をつくっていくといいでしょう。人間関係は赤ちゃん自身の体験と母親のかかわり方を通して育まれていくものです。
・不安な気持ちで育てれば、子どもも不安になる
ドロシー・ロー・ノルト博士の有名な詩『親はこの鏡』の一説です。
「不安な気持ちで育てれば、子どもも不安になる」時に気持ちはからだに形となって現れます。不安そうな人はからだがいつも緊張をしていて心に余裕がなくなります。その不安からくる緊張は親を通して子どもに影響するのです。言葉の分からない赤ちゃんでさえ親の緊張を感じ、泣きます。ゆったりした気持ちで抱っこすると子どももゆったりとして穏やかに過ごせるのです。
・「プラシーボ」について
ベビーヨガマッサージを通して子どもの体調をセルフコントロールする力を身につけることは、親の育児への自信と、親と子の信頼関係を築く助けとなる。
プログラムディレクター・高橋先生も、自身の子育ての中で毎日欠かすことなく実践してきたヨガやマッサージは、親子の信頼関係へとつながっていると話しています。
親が子どもの心身の状態に心をかたむけてくれていると子どもが感じることは「愛され必要とされている」という自信・自尊感情を育てることにもつながります。
また、親がマッサージやヨガのアーサナを与えてあげることで、身体の不調を取り除いてくれるという経験を通して、親への信頼を深め、その信じる力がプラシーボ現象(※後述)となって、本当に不調やトラブルを解消することへ役立つのです。
・※プラシーボ現象とは?
プラシーボ現象とは、薬理効果のないただの乳糖や澱粉でも、患者に「これは良く効く薬だ」と言って飲ませると、症状が緩和したり本当に効いてしまうことを言う。人間の自己暗示が、物理的を伴って身体に影響を与えてしまうのは、注目すべき現象といえるでしょう。
『食』
健康な心や、からだに欠かせないものの一つに食事もあります。Baby Yogaのプログラムでは食事についての指導も大切になると思います。何を選びどのように食べるか、そして誰と食べるか。
赤ちゃんや幼い子どもたちは、自ら食べるものを選ぶことは出来ません。
大人の味覚、好みで食事をさせることで子どもの心、頭、体に与える影響の危険性を考え、まずは自分たちの食事を見直すことが大切になります。
16年前、まだ食育という言葉もない頃、長野県上田市の荒れた学校で食によって学校を変えた校長先生がいます。学校給食をパンからお米、ご飯になったことで必然的にお肉を使った洋食から魚、野菜を使った和食中心になりました。お米も野菜も新鮮な地元のもの使ったそうです。しばらくすると登校拒否の子が減り、いじめが減り、協調性もでて学校がきれいになり、成績も上がったということです。
16年前の子どもはつまり私たち大人。まずは大人の食に対する意識をかえることが大切なのです。
ではどのようにプログラムの中で提案をしていくか。日本には四季があります。そして海に囲まれ山や川があります。自然のサイクルの中で収穫出来るものを食べる。四季折々の食べ物は私たちの体にとって必要なものであり助けてくれるものです。その季節やお母さんの体調や子どもの成長にとって必要なものを取るようにお勧めしてくことが大切です。
とはいえ、食の安全が叫ばれている昨今、日本の自給率はとても低いですが身近に四季を感じ自ら野菜を育てることもできます。プランターでは簡単な野菜やハーブを育て収穫することも出来ますし、料理をすることも一つの食育になると考えています。命あるものを自分のからだに有り難くいただく。「いただきます」の意味がとても深く感じることでしょう。
また、何を選び食べるかも大切ですが、私はどのように食べたかも大切だと考えています。栄養バランスを考え、オーガニックな食品を使っても一人で食べなくてはいけない環境では決して健康な食事とは言えないと思うのです。家族そろって「いただきます」の声が聞こえる暖かな食卓こそが健康な心からだをつくる基本となると思います。心も豊かに食事は子どもの未来を創ることとなるでしょう。
・日本人の旧き良き知恵「まごはやさしい」
(出典:yogageneration FOOD 高橋由紀著より)
日本の伝統的な日常食は、米や麦などの穀物を主食として季節ごとにとれるさまざまな野菜や海草、少量の魚を副食とするものでした。
ヨガをする人たちの間ではとってもポピュラーなマクロビオティクの食事法も、伝統的な日本の食のスタイルからの知恵であり、私たちはもう一度日本食の良さを見直してみるべきなのかもしれませんね。
・バランスよくいろいろな種類の食材をとるためのキーワード「まごはやさしい」
「ま」・・・豆類
大豆・小豆・黒豆・また、豆腐、納豆、味噌などの大豆加工品
豆類はたんぱく質が豊富で、肉に比べ脂肪が少なく食物繊維が多い
「ご」・・・ごま
カルシウム、鉄分、ビタミンE、良質の植物性脂肪が豊富
抗酸化作用が強く、肝臓の機能を高めます
「は(わ)」・・・わかめをはじめとした海藻類
昆布・ひじき・海苔など
カルシウム・鉄分などのミネラル豊富
「や」・・・野菜
葉物や実になるものだけでなく、ごぼうやにんじん、レンコンなどの根菜類もとるように!
旬のお野菜をとることも大切です。
「さ」・・・魚
有害物質の蓄積度からみても、なるべく体の小さな魚を選ぶとよい
「し」・・・しいたけを中心としたキノコ類
野菜には少ないビタミンDを豊富に含み、抗がん成分なども注目されている
「い」・・・イモ類
やまいも・さといも・さつまいもなどは食物繊維やビタミンが豊富。満腹感をあたえる。
こんにゃくいもからできるこんにゃくも腸のお掃除をしてくれます。
子ども達が口にする食べ物にも多くの食品添加物が使われています。食品添加物の国内での生産量から判断すると、平均的日本人は1日約11g、これを積み重ねると1年間で約4kgもの食品添加物を摂っています。種類も多く覚えて食品を選んで買うということもなかなか難しいものですが、からだの小さな子ども達にとってこの数字は大変大きなものとなります。
食品添加物には、主に甘味料、着色料、保存料、増粘安定剤、酸化防止剤、発色剤、防カビ剤などがあります。
甘味料・・・サッカリンナトリウム アスパムテール 成長不良、食欲不信、発がん性
着色料・・・赤色2号 青色1号 緑色3号 などお菓子の着色などに使われる。どの色にも発がん性あり
保存料・・・食品の防腐を防ぐために使用
増粘安定剤・・・カラギーナン トラガントラム 発がん性 奇形性
酸化防止剤・・・BHA 発がん性
発色剤・・・亜硝酸ナトリウム ハム、ウィンナー、ベーコン、イクラ、たらこなど黒ずみを防ぎ、ピンク色を保つために使用される。強い発がん性がある。
防カビ剤・・・OPP、TBZ など アメリカなどから輸入されるレモン、グレープフルーツ、オレンジなどの腐敗、カビ発生を防止するために果実の表面にぬられる。 ラットによる実験で発がん性、お腹の子どもの奇形性があることが分かっている。
ベビーヨガのクラスでは、お母さんたちから「離乳」や「幼児食」についての相談を受けることも多く、私たち「Baby Yoga Associates」のベビーヨガアドバイザー・インストラクターは、「食」についての知識を深めることにも取り組んでいます。
日本には素晴らしい「食」の文化と知恵があります。
お母さんたちにその豊かな知恵を生活に取り入れていただき、また上記にあるような現代の食に対する情報を与え、子どもたちが健やかに伸びゆくお手伝いができればと思っています。
『環境』
ヨガをしていると呼吸についての意識が変わるので、きれいな酸素を吸いたいという思いが沸いてきます。私たち人間は酸素がないと生きていけないですがその酸素を作り出してくれるのが自然。道端に咲く小さな草花にさえ感謝の気持ちが現れてきます。森林や草原、きれいな海に行くと誰もが大きく深い呼吸をしたくなると思います。自然が私たちに与えてくれる素晴らしい恵み。
環境問題は日本だけでなく地球全体の大きな問題です。どのようにしたら環境を守れるか。それは生きている、自然によって生かされているということに感謝の気持ちを持つことだと思います。
Baby Yogaをしていくことでこの感謝の気持ちは小さな心にも届くことと思います。
・カーボンオフセットとベビーヨガ
ベビーヨガでは國田かおるさんが代表を務める、「Carbon to Forests(カーボン・トゥー・フォレスト)」の趣旨に賛同し、未来の子どもたちの為に楽しく環境を考え伝えていく活動をしていきます。
小さい子ども・その保護者である大人に対してベビーヨガのクラスを通して自然環境にも興味を持てるようなクラス構成をすることも出来ます。ヨガのアーサナは動物や自然の中にあるものをまねます。自然環境についてからだを通して感じることが出来るのです。木のポーズをとって呼吸を感じ、小さな動物になって動物の気持ちを感じます。
現代の子供たちは自然体験が少なく、「朝日を見たことのない小学生」が多くいるということを講師養成の講義の中でも学びました。
ベビーヨガのクラスだけでなく「課外授業」のような形式で、子どもたちと自然に触れ合う、大自然の営みを感じることのできる活動にも取り組んでいきたいと考えています。
上記CTFの発行する、「CARBON OFF PASSPORT」という、CO2を減らす商品やサービスが詰まった、第二のパスポートを国民全員に持ってもらいたいと私も願っています。
「希望のない発言ばかりが飛び交うこんな時代だからこそ未来は選択できるというワクワクしたメッセージを発信したい」との想いで國田さんが作られたこのパスポートには、ベビーヨガ講師養成講座の割引特典を掲載しています。
・自然体験が減少している現代の子供たち
ここ十数年で、子どもの1日の過ごし方が変わってきました。なかでも大きく変わったのが『体を動かさない』『人と触れあわない』『話さない』という3つの要素です。この3つの要素が少なくなったことで、日常の遊びのなかで得られる"学びの場"がなくなっていると指摘されています。最近はテレビやゲームなど、屋内で遊べるものが充実しているので家の中にいても退屈しません。その結果、友達と一緒に外で遊ぶことも少なくなり、成長に必要なさまざまな経験が昔に較べて不足しているというのです。
では自然体験が少ないと実際どういうことが起こるか。環境先進国・スウェーデンの大学教授は、こんな分析をしています。世界的にデジタルの波が押し寄せた1980年代以降、ゲーム、ビデオ、パソコンなど、子どもたちが外へ出なくても楽しめるものが急増します。そんな環境のなか、外で泥だらけになって遊ぶことがないまま、大人になっていった30歳までの人たちを対象に統計をとってみると、他者との関わり合いが非常に苦手で、相手を認めることをせず、争いばかり起こす大人が圧倒的に多かったそうです。
「昔の子供たち」には考えられないことですが、「遊び」の塾が開校されるのも、そう遠くはない未来なのではないでしょうか?
私たちは、未来を担う子供たちに「もっと遊びを」「美しい自然体験を」との想いでヨガクラス以外の活動にも取り組んでいます。
ベビーヨガアソシエイトでは、自然体験の少ない子どもに向けて小笠原でのヨガリトリートなどのイベントなども開催していきます。実際に自然に触れることで自然を美しいと思う心も更に育ちます。
・体で感じて遊びの中から学ぶ「キッズヨガクラス」
キッズヨガクラスの中ではからだを通して色々なことを学びます。1時間のクラスの中で例えば、人間の進化、人の誕生から成長、自然環境、動物の動きや視点。時間や季節などなど色々なテーマをもってからだを通して学ぶのです。人間の進化では水中から魚類→両生類→爬虫類→小動物→サル→人間というように動きの中で自分の持っている生きる力も感じることが出来ます。インストラクターは臨機応変に子ども達の反応に対応し、楽しく学ぶことができるクラスを作ることが大切です。また保護者にとっては子どもにもどり一緒にからだを動かしていくことで、普段忘れていた心を感じてもらうことが出来ます。人は自然の一部であり、小さな存在であることを学ぶのです。
『人と人の繋がり』
ヨガには繋ぐという意味があります。すごく大きな意味のある言葉です。
人と人、人と自然、人と宇宙。全てが繋がります。
繋がりを感じられることが少なくなると人は大きな過ちを犯すことになります。今の世の中の繋がりの気薄さから起こる事件は本当に悲しく残酷なことが多いです。
Baby Yogaでは子どもも大人も繋がりを感じられることが出来ます。目と目を見つめあい敬意をもって「ナマステ」の挨拶から始まり、お互いの力をかりるパートナーヨガを取り入れたり、時間があればみんなで子育ての悩みを共有したりします。最後にはシャバアーサナを隣の人のお腹に頭をのせるように輪になり、隣の人の呼吸を感じ、また自分の呼吸が隣の人に影響を与えていることを感じます。最初は抵抗があってもだんだんと人の温かさに心地よさを覚えとても幸せな気分になります。
Baby Yogaで行うヨガの効果を与えるマッサージもタッチのコミュニケーション。お母さんの手から温もりを感じ子どもはお母さんとの繋がりも感じるのです。
「おわりに」
ベビーヨガを通して学んだことは、私自身にとって大変貴重な学びとなりました。
こ子で学んだ知識・経験を生かし、子どもとそのお母さんが幸せな子育てができるようお手伝いをしたいと思っています。
最後に、私が大人になるまでに愛情をこめて育ててくれた母に、支えとなってくださったすべての方々へ、深く感謝をいたします。
Namasute―心から感謝をこめて―ありがとうございます
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
論文提出:2008年12月/原稿 10.000字
提出者:第二期修了生 井原智子





